ウイルス対策ソフト(ウイルスバスター)は必要か?

コンピューターウイルスと聞いても何をするかピンとこないのだが、ウイルス対策ソフトにはお金がかかるし、さらにバックグラウンドでウイルス対策ソフトが起動することによってパソコンが少し遅くなるとも聞く。

そもそもあまり感染しないのであればウイルス対策ソフトなど不要ではないか?無料のものがあればそちらでも代替できないか?

このように迷っている人は多いと思う。このトピックではウイルスによる脅威や仕組みの説明、ウイルス対策ソフト(ウイルスバスター)の役割、リスクを考慮した導入検討のための考えをまとめていく。

ウイルスの脅威

ウイルスによってどのような悪影響が及ぼされるのであろうか?ウイルスの種類の数だけ悪さの種類があるともいえるが、代表的なものを3つ挙げてみたい。

1つ目はパスワード等のアカウント情報が人知れず盗まれる。ネット銀行やクレジットカードを登録したWebサイトのアカウント情報を盗まれてしまえばお金を取られることにもなりかねない。またTwitterやFacebookなどのアカウントが盗まれ、勝手に発言されてしまうなんてこともしばしば起きている。

2つ目は変なポップアップが出てくる。パソコンを開くとアダルト系サイトの広告が次々と表示されて収拾がつかなくなるなんてことが起こり得る。

3つ目はパソコンが壊れる。ウイルスによりパソコン内の根幹に当たる設定情報が書き換えられると、うまくパソコンが起動しなくなってしまい、すべての情報を消去してOSを入れ直すということをする羽目になってしまう。

そもそもウイルスとは?

中身はただのコンピュータープログラムである。ユーザーにとって悪さをすればそれがウイルスと呼ばれているだけで、得体の知れないものではない。簡単なものなら少しプログラミングをかじった大学生でも簡単に作れてしまう代物である。

例えば、起動するとデスクトップ上にある全てのファイルをゴミ箱に入れるプログラムは初心者でも1日で作れてしまう。あとは電子メールを送りつけクリックしてもらえばウイルス発動である。

ウイルス対策ソフトはいわば保険

ウイルス対策ソフトは上で述べたような脅威から身を守るための保険と考えてもらえば良い。保険である以上、自分にはウイルス感染のリスクがどれぐらいあり、それはコストに見合っているものなのかを吟味しなければならない。またどのように身を守ってくれるかを理解しておくことも重要である。下ではリスク要因と、一例としてパスワードが盗まれる感染経路とウイルス対策ソフトの役割を述べる。

ウイルス感染のリスクを高める要因

さて、ウイルスはどこから感染するのだろうか?

1つ目は怪しげなWebサイトや海外サイトを閲覧して感染する。Webブラウザーには悪意のあるプログラムを実行できないような仕組みが組み込まれているが、セキュリティーホールと呼ばれるその仕組みの穴を利用して、悪意のあるプログラムが勝手にダウンロードされる危険性がある。よってこのようなサイトを多く閲覧する人はリスクが高くなる。

2つ目はフリーソフトのダウンロードである。有用なフリーソフトがあると思ってダウンロードして実行すると、それが悪意のあるプログラムで感染した、なんてことは多い。

日本の作者が作っている有名なフリーソフトならば大丈夫な可能性が高いが、一見有用そうだが裏でこっそり悪さをするフリーソフトも多い。フリーソフトを頻繁にダウンロードする人はリスクが高いといえる。

ところでそもそもお金を持っていない、パソコンの中で漏れてはいけない情報が何もないという人は、せいぜいパソコンにポップアップが出る程度でリスクは低いといえる。逆にネットに銀行口座を持っていて、クレジット情報をWebサイトに登録しておりパソコン内には個人情報がたくさん、なんて人はリスクが高い。

最後にリスクはある程度知識により抑えることができる。フリーソフトをダウンロードするなとは言わないが、たとえば、怪しげなEmailからの添付ファイルを不用意に開かない。こまめにファイルのバックアップを取っておく。パスワードは銀行口座用の複雑なものと、お金に絡まない覚えやすいもに分けておくなどである。

パスワード漏れの主な可能性とウイルス対策ソフトの役割

いかにウイルス対策ソフトが身を守るかの一例として、パスワードを盗む代表的な手法と、ウイルス対策ソフトの働きについて説明していく。

フィッシング詐欺

パスワードが盗まれる手口は複数考えられる。まずはフィッシング詐欺である。フィッシング詐欺とは本物のサイトとよく似た偽のサイトを表示させてIDとパスワードの入力を促すものである。

実際に管理人が経験したケースでは、「セキュリティ強化のため銀行のサイトにログインして新たに暗証番号を設定してください」という趣旨のメールが送られてきて、メールのリンクをクリックしたところ三井住友銀行のホーム画面によく似たページに飛ばされた。

これがフィッシングサイトとなっており、迂闊にIDとパスワードを入力するとログイン情報が騙し取られるところであった。サイトのURLも本物に似せてあるため、フィッシング詐欺事態は認知していても寝ぼけていると危ない時がある。

ウイルス対策ソフトはフィッシング詐欺のサイトを検知して警告する機能 を備えており、パスワード漏れを未然に防いでくれる。

キーロガー

フィッシング詐欺以外にも危険はある。キーロガーはその代表である。キーロガーはパソコン上で入力したものをこっそりと検知し、仕掛けた人に対して送信することでパスワードなどのアカウント情報を盗む手口である。

どういう経路でこのキーロガーが仕掛けられるのか?何かパソコンでフリーのソフトウェアをダウンロードして試してみる時があるが、その時に同時にスパイウェアという一種のウイルスも同時にダウンロードされる可能性が高い。

そのスパイウェアの中にキーロガーのためのウイルスが含まれることがある。特に人気の低い怪しげなソフトウェアをインストールしようとするとスパイウェアが混入する可能性が高い。

スパイウェアにはキーロガー関連の他、パソコン起動時にポップアップで広告を出すものや、あるWebサイトへ一定時間後に自動で誘導するものなど様々なものがある。

このケースでもウイルス対策ソフトは、キーの監視など不穏な動きを行うソフトウェアが起動していないかを監視する役割を果たすためパスワードが盗まれる可能性を低く抑えてくれる。またソフトを起動する瞬間にウイルスを検知しましたという警告を出して除去してくれる場合も多い。

その他の可能性

IDとパスワードが盗まれる可能性はまだあり、ネットカフェなどの公共施設で会員サイトにログインし、次の人がたまたまパスワードを見つけてしまう可能性もあるし、簡単な単語や誕生日をパスワードの一部にしている場合、総当たり攻撃といい手当たり次第ログイン情報を入力してパスワードを見つけだす方法で見つかってしまう可能性もある。

この場合はウイルス対策ソフトでは対処できないが、シマンティックのウイルス対策ソフトには保険も同時についてくるものがあり、万が一クレジットカードの不正利用をされてしまった折りには一定額を保証してくれる。

子供に不適切なサイトを見せたくない場合にも重宝

ウイルス対策ソフトで重宝する機能のもう一つがペアレンタルコントロールである。これはアダルトサイトなどの子供にとって有害であるサイトを遮断することができる機能である。

アダルトサイトや、怪しげなゲームサイトなどはウイルスの温床になっており、下手に閲覧してファイルをダウンロード何かしてしまうと高い確率でウイルスに感染する。特に子供は何をしでかすか分からないので対処しておいた方がよいだろう。

無料ウイルス対策ソフトはどうか?

無料のウイルス対策ソフトもあるが、どうだろうか?基本的なウイルスの除去は可能なもののフィッシングやメール詐欺の対策が不十分であったり、サポート体制が整っていなかったりとやや片手落ちな印象を受ける。

また無料ウイルスソフトも有料版へのアップグレードの広告が入ったりと時たまうっとうしく思うことも多い。ただし、何も入れていないよりは良いのでひとまずは入れておくのは良いと思う。avast!は無料のウイルスソフトの中では優秀なのでお勧めである。

まとめ・おすすめウイルス対策ソフト

いかがだったであろうか?あとは自分のリスクとお金を天秤にかけてウイルス対策ソフトの検討を進めていって欲しい。

パソコンを購入すると数ヶ月間ウイルス対策ソフトが無料で付いてくる場合も多いので、その時は期限が切れる前までに検討しよう。

特にどれがおすすめということもあまりないが、アメリカシマンティック社のノートンアンチウイルスやトレンドマイクロ社のウイルスバスター クラウドなどがウイルス対策ソフトのメーカーとして有名なのであげさせていただく。

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